Java プログラミング 入門

新米プログラマーによるJava入門-その6(演算子)

2020年7月12日

前回の記事では「繰り返し」についてやりました。
その中で「i++」やら「<」が出てきたので、今回はこれらについて説明しようと思います。

演算子

演算子には大きく分けて2種類あります。

  • 算術演算子
  • 比較演算子

算術演算子

まずは算術演算子から説明します。
「算術」なのでお察しの人もいるでしょう。そう、計算関係に使用する演算子です。

四則演算やインクリメント(変数の値を現在の値から1増やす)・デクリメント(変数の値を現在の値から1減らす)などの演算に用いられる演算子が算術演算子です。数値の計算はもちろん、代入演算子に算術演算子を付けることで、代入と演算処理を同時に行うことも可能です。

https://www.internetacademy.jp/it/programming/java/how-to-use-java-operators-and-comparison-operators.html#chapter1

(引用元の記事はとても分かりやすいので、このサイトで分からない場合は見てみると良いかも......)
算術演算子については少しこの記事で触れています。

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四則演算

まぁ、簡単に言えば足し算、引き算、掛け算、割り算です。
足し算では「+」、引き算では「-」、掛け算では「*」、割り算では「/」を使います。
割り算の余りを求めたいときは剰余である「%」を使用します。
通常の計算同様、演算子にも優先順位があります。
通常の計算では掛け算と割り算の後に足し算と引き算を行いますよね?
順番はプログラム上でも同じです。
通常の計算の

1 + 2 + 3 × 4 + 5 ÷ 6

の場合、「3 × 4」をやって、「5 ÷ 6」をやってから計算しませんか?
それと同じでプログラムでは「×」が「*」に、「÷」が「/」になるだけです。

1 + 2 + 3 * 4 + 5 / 6

これだけです。
もし、「1 + 2」を先に計算したいのであれば

(1 + 2) + 3 * 4 + 5 / 6

とすれば良いです。

インクリメント・デクリメント

インクリメント?デクリメント?なんだそれ?
となっている人もいるかもしれないですね。
インクリメントは前回の記事にもあった「i++」です。
じゃあ、デクリメントは?となるかもしれませんがだいたい「デ~」や「イン~」、「ディス~」と始まる場合は逆の意味を表していることが多いです。

possible(ポッシブル) …… 可能な
impossible(インポッシブル) ...... 不可能な

agree(アグリー) …… 同意する
disagree(ディスアグリー) ...... 同意しない

こんな感じですね。
ということはデクリメントは「i++」の逆、つまり加算の逆である減算を表すように書いたものになります。「i--」ですね。

インクリメント・デクリメントにはそれぞれ2種類あって「前置インクリメント・デクリメント」「後置インクリメント・デクリメント」があります。

i++ (後置インクリメント)
++i (前置インクリメント)

i-- (後置デクリメント)
--i (前置デクリメント)

次に代入演算子についてお話ししますが、このインクリメント・デクリメントを一緒に使うときは注意が必要です。

代入演算子

代入演算子とは何かと言うと、「=」これです。
変数に何かしらの値を代入するときに使う「=」これです。
以上.......と言いたいところですがインクリメント・デクリメントと一緒に使う場合のは注意が必要です。
例えば、「a = b++」と書いた場合、aにbの値を代入してからbの値を1増やします。
「a = ++b」と書いた場合はbの値を1つ増やしてからaに代入します。

他には「+=、-=、/=、%=」という演算子があります。

  • a += b;
    aにa+bの値を代入する。
  • a -= b;
    aにa-bの値を代入する。
  • a *= b;
    aにa*bの値を代入する。
  • a /= b;
    aにa/bの値を代入する。
  • a %= b;
    aにa%bの値を代入する。

比較演算子

比較演算子は2つのオペランド間に書かれるもので、その真偽をtrue(真)またはfalse(偽)で返します。
※オペランドについては後で説明します。

よく使われる比較演算子

  • a == b
    aとbが等しい場合にtrueを返します。
  • a < b
    aがbより小さい場合にtrueを返します。
  • a > b
    aがbより大きい場合にtrueを返します。
  • a <= b
    aがb以下の場合にtrueを返します。
  • a >= b
    aがb以上の場合にtrueを返します。
  • a != b
    aとbが等しくない場合にtrueを返します。

trueとfalseについてはこの記事でのif文で活躍しますね。

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int count;
if(count >= 10){
    System.out.println("変数countは10以上です。");
}

このように使用し、これは変数countが10以上だった場合にメッセージを出力します。

まとめ

今回は「演算子」について説明しました。
次の記事では比較演算子のところで少しだけ出てきた「オペランド」について説明しようと思います。

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