初めましての方は初めまして。
ダイスです。
今回はプログラミング関係ではなく、フリーランスとして仕事を得るために使ってきた(使っている)エージェントについて紹介します。
また、クラウドソーシングとの違いについてもお話しします。
そもそもエージェントって?
エージェントって何?
こんな人もいるでしょう。
フリーランスと言えば最初は自分で営業するイメージがありますからね。
私もそう思っていました。
ランサーズやクラウドワークス、ココナラを利用して募集が出ているものに営業をかけるようなイメージでした。
ではエージェントって何?というところを軽くまとめていきましょう。
※ここではエージェント=フリーランスエージェントとします。
エージェントは、フリーランスと企業が案件の受発注をスムーズに行えるよう仲介するサービスのことを指します。
こんな感じのイメージですね。
自分で営業をする手間が省けるので、営業時間の分自分の時間として活用できます。
使用してきた(している)エージェント
私は2つだけ使用してきました。
正直それだけで十分だったりします。
使用してきた(している)エージェント
Remoguの方は現在は使用していませんが、初期の方で案件探しに利用していました。
geechsの方は現在進行形で使用しています。
では各エージェントの使用感を書いていこうと思います。
Remogu(リモグ)について
リモグはリモート案件のみを扱う珍しいエージェントです。
リモートワークが多くなっている最近ではありがたいエージェントですね。
私はリモグで案件獲得をする前にgeechs jobで案件を獲得したので実際の現場がどのような感じかはわかりませんが、案件獲得までの流れは説明できるのでそこだけは説明していこうと思います。
案件獲得までの流れ
- エージェントの担当者との面談
- メールで案件紹介を待つ or Remogu内で案件探し
- メールで紹介が来た場合は面談に申し込むか否か返信する
- 自分で案件を探した場合も同様に面談に申し込む
- 面談の日取りが決まり次第面談
こんな感じですね。
geechs job
geechs jobはリモート案件のみではなく通常の通勤するような案件も多く扱っています。
当然ながらフルリモートの案件も扱っています。現在の私がそうですからね。
大雑把に案件獲得までの流れを説明しますね。
案件獲得までの流れ
- 登録フォームに名前や生まれた年、メールアドレス等を入力
- 仕事を探したいエリアや希望稼働開始時期などを選択
- 職務経歴書のアップロード
- メルマガについて選択
- 専任のキャリアアドバイザーから電話またはメールで連絡がくる
- 面談の日取りを決めてカジュアル面談
- 面談後問題なければコンサル担当が付く
- コンサル担当が案件を探してメールで提案
- 興味がある案件を選び面談の日程を確定させる
- 企業の担当者+コンサル担当等のgeechsの担当者+自分で面談
- 企業から採用したい旨が来たら受注するか決める
こんな感じですね。
案件を獲得するまでの間でもかなりサポートが手厚かったです。
因みにgeechsのサポートは基本担当者とのLINEでのやり取りです。
結構気軽にやり取りができるので精神的に楽ですね。
クラウドソーシングとエージェントの違い
よく聞くものとしてエージェントとクラウドソーシングというワードがありますよね。
クラウドソーシングの代表格としては「クラウドワークス」や「ランサーズ」があります。
この2つは聞いたことがあるんじゃないでしょうか?
イメージとしては受注者である自分が、自分で案件を探して「自分ならコレできそうだな」と思った案件に提案をし、発注者とのやり取り(チャットやZoom等)を行い受注します。
この時、自分よりも優れたユーザーがいた場合自分の提案が通らないことは日常茶飯事です。
提案が通ったら作業開始です。
契約形態は案件によって異なります。
また、クラウドソーシングでの実績があれば発注者から直接依頼が来ることもあります。
発注者から直接受注できるようになるまでの道のりが長いんですよね…。
これに対してエージェントはと言うと…
受注者である自分が、自分で案件を探す or エージェントのサポート担当が良さそうな案件を探す。
そして、良さそうな案件があればエージェント経由で発注者とやり取りを行い、面談の日取りを決めます。
この面談までの間にエージェントの担当者とやり取りを行い、様々なアドバイスをしていただける場合もあります。
この点については、正直サービスによるので一概には言えませんが…。
面談が終了した後、エージェントの担当者と発注者が話し合いを行い、その後発注者の方でも協議した上で受注できるか否かが決まります。
この時、エージェントの担当者は受注者が受注できるように最善を尽くしてくれます。
受注できることが確定したらエージェントを介して契約を行います。
エージェントにもよると思いますが、私が現在利用しているgeechs jobは面倒な書類作成もやってくれます。
契約書の内容に問題が無ければ契約をし、作業開始です。
簡単にまとめます。
クラウドソーシングは、発注者が不特定多数に向けて案件を募集します。
その内容を見て、対応できそうと考えた受注者自らが応募します。
そのため、案件獲得のためには積極的に応募しなければなりません。
実績を積めば、発注者から直接案件を頂けるようになることもしばしば…
フリーランスエージェントは、発注者の案件に合ったスキルや経験があるフリーランスを、プロの目で判断したうえで紹介してくれます。
フリーランスにとって、ミスマッチのない案件を受けられることが魅力です。
こんな感じです。
案件獲得難易度について
次はクラウドソーシングとエージェントでの案件獲得の難易度についてです。
※あくまでも個人的な認識なので「参考までに」という感じでお願いします。
クラウドソーシングの場合
ここではクラウドワークスを例とします。
先に言うと、案件獲得難易度はそこそこ高いです。
さて、クラウドワークスの場合の案件のタイプですが以下の3種類があります。
- プロジェクト型
- タスク型
- コンペ型
各タイプについてはクラウドワークスのサイトを見てください。
…で、そもそもの案件獲得についてですが、自分の能力を証明できるポートフォリオやプロフィール内容の濃さがまず第一に重要になります。
正直、ここをしっかりと作り込んでいないと全くと言っても良い程案件は取れません(マジで)。
では、ここをしっかりと作り込んだと仮定します。
次は案件への提案ですね。
ここでいかに「自分に任せれば良いものを提供できるぞ」という所を示せるかが重要になりますね。
良い方は悪いかもしれませんがプロフィールやポートフォリオが充実していても、提案内容がショボければ案件獲得ができないことはよくあります。
なので、過去の案件で良いので、実際に提案が採用された人の提案内容を見てみることをおススメします。(見れる場合に限りますが…)
それで案件が獲得できる保証はありませんが、何も分からず提案するよりは案件獲得の確率は上がると思います。
1件でも実績が生まれれば実績0のユーザーに比べると、案件獲得率が上がります。
なので、クラウドソーシングを利用する場合は最初の1件を獲得することを重視したほうが良いと思います。
ただ、今どこかに勤めている状況で
みたいに考えているのであれば、会社にバレない程度に小さな案件から攻めてみると良いと思います。
一定以上の収益が発生すると会社にバレることもありますからね。
エージェントの場合
次はエージェントの場合です。
今回は私が現在(2023年1月現在)使用しているエージェントである「geechs job」を例とします。(以下「ギークス」と書きます)
まず、エージェントではその会社にもよりますが、エージェントを利用するにあたっての面談があります。
ギークスの場合はありました。
面談をする理由としては
というエージェント側の疑問を解決するためです。
正直なところ、文面ではいくらでも書けるし本当のことを書いている保証なんて無いですからね。
あとは、いかに優秀であっても相手方とエージェントとの関係を悪くする可能性があれば、案件を紹介するわけにはいきませんからね。
エージェントはあくまでも仲介業者。
「こういうことできる人いない?」「○月から参画できる人が欲しいんだけど」と言った企業側からの依頼や、「うちを利用しているユーザーにこんな人材いますよ」「○○の案件を探している人がいますよー」と言った紹介を行うことが仕事になります。これを続けるには信頼及び企業間の円満な関係が求められます。
この信頼や関係を損ねるような人材を採用するわけにはいきませんからね。
なので、この面談の時点で
と言った感じでサービスの利用ができないこともあり得ます。
その分、サービスの利用ができるとその分多少楽はできますかね。
面談の際にエンジニアであれば「何の言語ができるのか」や「基本設計とかの上流工程やったことあるのか」とか聞かれます。
これはサービス利用開始後にエージェントが案件を探す時の材料になるから聞かれます。
その後職務経歴書などをエージェントの案件探しの材料として送付し、エージェントが案件を探し始めてくれます。
この時、エージェントにもよると思いますが、いつでも相談できる(時間帯はあるけど)担当者がついてくれます。
また、専用のサイトで自分の力で案件を探すことも可能です。
「この案件やってみたい!」というものがあれば、それを担当者に相談しましょう。
実力や意欲等に問題が無ければエージェントの方で企業様に対して営業をかけてくれます。
もちろん、自分で探さなくても丁度良い案件をいくつか持ってきてくれます。
その中に自分が出来そうなものがあれば担当者に「この案件に興味あります」的な感じで相談してみましょう。
クラウドソーシングで案件を獲得するには…
案件獲得の簡単な流れ
- 案件探し
- 営業(提案)
- 面談
- 案件獲得
という流れを全部自分でやる必要がありますが、エージェントでは上2つをエージェントにほぼ丸投げできます。
これがエージェントを利用する最大のメリットですね。
給料の変化について(社畜→フリーランス)
先に言っておくと、私の場合フリーランスにしては報酬額は低い方だと思います。
「フリーランスなら月100万とかいけるんでしょ?」と期待させていたなら申し訳ない。
ここではあくまでも額面での変化をお話しします。
会社員時代は残業無しだと額面20万くらい。
フリーランスである今は額面44万です。
金額だけ見ると「ぉお!倍じゃん!」なんて思うかもしれませんが、会社員みたいに福利厚生も無ければ契約している会社によっては宿泊費やら交通費も出ません。
そして、自分を守ってくれる存在もいません。
税金の支払いやら確定申告も自分で何とかするようになります。
会社員はその辺の面倒な部分を会社に任せることができ、なおかつ会社がある程度守ってくれます。
そういった面から考えていくと「フリーランスって稼げるからオススメ!」とは言えません。
正直、面倒な世界に足を踏み入れたくないなら会社員やって素直に転職することをおススメします。
フリーランスには「自分の実力で生きていきたい!」と思っていて、やっていけるという自信がある人だけなりましょう。
私の状況としては、フルリモートに変わり、仕事量に関しては会社員時代より若干増えましたが本当に若干で、面倒な上司にあーだこーだ言われない環境になって仕事がはかどっています。
もちろんそれなりの実力を要求はされますが、自分の意見も前面に出していけるのでかなり充実しています。
ただし、これが当たり前ではないとだけ言っておきます。
正直私は運が良かった。
だからこそ良い現場に最初から当たってやりがいもあり、報酬も上がり…って感じでできているだけです。
なので、すべてのフリーランスが「良い環境」で仕事ができているとは思わないほうが良いです。
それを頭に入れた上でフリーランスになるならなりましょう。
フリーランスになりたい人へ
会社に対して不満がある、上司が高圧的でもう嫌だ。そんな人に「フリーランスになると良いよ!」なんて言えません。
少しでも「やっていけるか不安」とか思っているのであれば、おとなしく社畜を続けることをおススメします。
正直なところ、会社や上司を変えることなんて無理です。
なので会社に不満があって嫌気がさしたのであれば、転職するなりフリーランスになるなりを考えましょう。
ただ、転職や独立に関して不安が大きいのであれば素直に社畜を続けましょう。
「会社に守られている」というメリットは会社員にはあります。
現在はその限りではないような気もしますが…。
「独立して挑戦したい!」と思っているのであれば、フリーランスになるのは良いと思います。
ただし!
1年くらい無職でも何とかなるだけの貯金を用意しておくことをおススメします。
独り暮らしなら…色々なことも考えると200万~300万くらい貯金があれば大丈夫だと思います。
理想としては、会社員の間にフリーランス案件の受注を確定させておきたいところですが…。
まあ、とにかく!
私は安易にフリーランスを進めたりはしません。
自分にとって「フリーランスになる」という決断にメリットがあるのか、メリットがあるならデメリットはどうなのか、メリットとデメリットを比較してメリットの方が大きいのか、これらをしっかりと考えた上で「自分の意志で」決めてください。
その決断はあなたのものです。
社畜を続けるのもフリーランスになるのもどちらを選んでも責任はあなたにあります。
そこのところをよく考えて行動してくださいね。
PS:
悪質な情報商材屋には気を付けてくださいね。
彼らは自分の利益しか考えていないので…。